2015年12月1日火曜日

オーナチェンジのリスクを抑える

通勤電車にもまれ、不動産会社の創業という荒波にもまれ、最近は癖のある入居者に揉まれ、仕事にコシが出てきた、カクセイのイケメン江田です。
メンはコシが大事です。

お陰様で、管理受託数が増えてまいりました。賃貸部門にいる人間としては、顧客の大切な資産をおまかせいただくほど嬉しいことはありません。ありがとうございます!

さて、今回の記事は、オーナー様が不動産を購入された後の管理引き継ぎは何をやるのか・何に注意すればいいのかについてお話ししたいと思います。

まず、オーナー様が不動産を購入し、弊社に管理をお任せいただくと、弊社では下記のような業務を行います。

●管理契約の締結

賃借人,連帯保証人の引き継ぎ
  ・管理会社変更の通知
  ・旧所有者時から抱えていたトラブルの処理

家賃振込方法の変更・引き継ぎ
  ・賃借人への振込先の通知
  ・保証会社の管理会社変更の手続き

旧管理会社・所有者保有書類の引き継ぎ
  ・鍵
  ・賃貸借契約書一式、保証会社の契約書
  ・その他書類の引き継ぎ

一棟アパートの場合,建物に関わる項目の引き継ぎ
  ・インターネット,CATVの契約
  ・共用水道栓,共用電気の名義変更

このように整理して書くと簡単に見えるのですが、なかなか思い通りに行かないのが、今も昔も世の常です。

管理引き継ぎ書類の準備ができると、早速賃借人に電話します。すぐに電話に出てくれればいいのですが、電話に出てくれなければ何度でもかけ続けます。最終的に電話に出てくれなければ、土・日曜日の朝か夕方など一番自宅にいるだろう時間を見計らって、自宅を訪問します。賃借人の勤務先によっては火・水曜日、訪問する時間帯を変えることもあります。それでも、不在の場合があります。

仕方なく、ポストに手紙を投函して帰路につくのですが、その後、会社に一本の怒りの電話がありました。



「どういうことだ!」

ポストに投函された手紙を読んだ賃借人から、電話がかかってきました。

「直接会わずに手紙だけ置いていくなんて、非常識だろ!」

「何度かお電話させていただいたのですが、着信履歴とメッセージは残っていませんでしたか?」

「あれ、お前のところの電話番号なの?メッセージはまだ聞いてないわ。それにしても、なんで手紙だけ置いていくんだよ!ありえないだろ!」

「訪問しましたがいらっしゃらなかったので、手紙を置きました。」

「それはそっちの都合だろ!寝てたんだから、時間を改めてまた訪問するのが普通なんだよ!で、何が変わるの?」

「連絡先と振込先です。」

「どこに変わるんだよ!」

「今、お手元に弊社から送付させていただいた書類はございますか?」

「顧客サービス全然わかってないよな!口頭で教えろよ!」

「はい、電話番号は○○です。家賃振込先は○○です。12月分の家賃から」

「説明はいらねえよ!聞かれたことだけに答えろよ!」

「12月分11月末にお支払いいただく家賃から、弊社の口座にお振り込みください」

「説明はいらねえって言ってるだろ!」

最後は伝えるべきことを強引に伝えた形でしたが、こういった二進も三進もいかないやり取りが、賃借人と管理会社の間で交わされるのです。割と頻度が高いですが、密度も高いです。1時間2時間と電話が長引くこともあります。そういった手間をかけて、ようやく管理引き継ぎが完了します。入居者対応に失敗したり、書類を引き継げなかった時は、後々の管理運営・売却時にネガティブな影響を与えるので、慎重にやっていきたいところですね。

それはそうと、入居者に揉まれ続け3ヶ月も経つと、だんだん辛抱強くコシが出てくるんですね!

(お腹も出てきましたが、それは内緒です)!


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