その方は、私が、CPMⓇという資格を取得した時の同期生の方です。
CPMⓇというのは、米国の全米不動産協会の関連団体であるIREMという協会が、国際的に普及している資格です。
日本語に訳すと、米国公認不動産経営管理士といいます。
英語の正式名称は、Certified Property ManagerⓇ といいます。
どんな資格か想像つく方いらっしゃいますでしょうか。
この資格の専門性を分かりやすく表現すると、不動産を資産として、管理運用する倫理と知識と経験を持っているという事になると思います。
国内の資格だとそういう内容のものは、無いんですね。意外と。
不動産投資扱っているといっても、専門的に教育を受けたり、学習している業者さんの方が少ないのではないでしょうか。
CPMⓇは、約半年間、12のカリキュラムを2日間ずつ受けて、最終試験も、2日間かがり掛かり、それでもストレート合格するのは、私の時で、半分ほどとききました。受験するのは、主に全国から集まった不動産業者の社長さんから、管理職クラスの方々です。現場の経験を積んでいるプロでも、難しい内容ということですね。
もちろん、それでも、資格をもっているだけでは、ダメですから、CPM資格を活かして評価される業務に当たっているかという事が、重要になります。
その同期の方は、こう仰いました。
「同期一番手、期待してます!」
私、その年の試験成績、良かったんです。運良かったんですね。
おそらく、その年の運全部使いました。
そんなことより、心に響いたのは、声を掛けて下さったことです。
私、その年、前職在職中で、中古のワンルームマンションを販売するように命をうけ、さらにアベノミクスの年ですから、大盛況で、ほとんど記憶が残っていないほど、馬車馬のように働きました。しかも、全部仲介ですから、神経がすり減るのです。
売主と売主媒介業者と、買主の間に更に金融機関まで、絡んできますから、コンサルもなにも、伝言ゲームの嵐のまっただ中です。
さらに、会社の販売方針で、1千万未満の築古物件で、仲介手数料は3%、時には500万切る物件もあったりして2%の手数料、それを大して仕事のままならない後輩の間で売上折半してましたから、つらいのなんの。
あの時、自社買取り、再販売系の業者にいたら、同じ物件数百万の利益をのせて売っていたでしょうから、歯痒かったですね。
でも、その時、その価格で販売したからこそ、顧客の方は、一年足らずで、高騰した不動産価格で、数百万の利益が出たりして、短期売却しても、一棟物件に投資できるきっかけになりましたから、結果オーライでした。
あの時、私の気持ちを一番汲んでくれたのが、現職カクセイの代表平山です。それもあって、今となっては納得できる思い出ですね。
さて、そんな状況ですから、私、CPMの受験の記憶も曖昧です。毎回カリキュラム事に40分程度の制限時間でテストがあるのですが、勢いに任せて毎回5分くらいで終わらせて、会社に直帰して終電まで働いておりました。
それゆえ、同期の方との交流を一切しておりませんでした。
なので、同期の方にとっては、皆助け合って、資格取得に向かって切磋琢磨し合っている中、愛想のない、変人に見えた方いらっしゃっても不思議ではありません。
それで、成績も良かった、なんて事でしたから、余計変人ですね。
それでも、あれから、数年たって声を掛けて下さる。
嬉しいです!
頑張ります!
不動産運用は「KAKUSEI」へ!
※お問い合わせやご依頼等は、弊社ホームページのお問い合わせフォームか、
当ブログのコメントフォーム(承認方式のため、不意の公開はありません。)をご利用下さいませ。
0 件のコメント:
コメントを投稿