2016年5月29日日曜日

長屋賃貸、今昔物語

妻がファンである某韓流系アイドルグループの展示会に参加する為、渋々、渋谷までついていったカクセイの上田です。


渋谷のスクランブル交差点近くの裏路地を入ると昭和時代にタイムスリップしたような光景があります。

建物は昔ながらの長屋(テラスハウス)形式で築60年以上は経っていますが、様々な飲食店がまだ現役で営業されています。
夜になると活気に満ち溢れているようですね。

長屋といえば弊社で管理させて頂いている物件には重層長屋と言われている構造のものがあります。
長屋と共同住宅の見分け方でどちらも独立した住戸が集合して一棟の建物になっているので何が違うの?と思われる方にご説明しますと、

共同住宅は二以上住戸が階段、廊下、ホール、エレベーター等を共有しているものです。
一方、長屋は各住戸と住戸の間の界壁以外共有する部分がなく、各住戸に外部から直接出入り出来るものです。

東京都建築安全条例では、旗竿地などに「特殊建築物」は建築不可となっており、マンションなどの共同住宅は建築基準法のこれにあたりますので建築は出来ません。
逆に長屋は特殊建築物には含まれないことから重層長屋であれば建築が出来ます。

1階部分に2階以上の全ての玄関ドアが集約されて、玄関扉を開けると二階の部屋に上る階段がある間取りが重層長屋ですね。

室内に階段がある分、間取が狭くなるので賃貸付けしづらいと思われるかもしれませんが、平成12年の建築基準法の改正でロフトの大きさが設置する階の床面積の2分の1まで引き上げられことで最近の新
築アパートには二階部分にはロフトが付いている間取が多いです。

ロフトが部屋と同じ広さぐらいの広々とした空間が広がって天井高も3.5m前後と高いため開放感がありますので賃貸付けには全く問題ありません。

先回のブログで申し上げた変形地で土地が安くなっている分、建物設備などのグレードが高い物件が多いので同じ長屋でも昔と今とでは全然違いますね。

昔からある長屋だけに親しまれている寿命もいん
おっと、お後がよろしいようで。



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