2016年3月27日日曜日

管理会社が変わると問題が浮き彫りになる

先日、通勤電車の優先席前にて、つり革に掴まり、損害保険の教科書を開いていると、唐突に目の前のご年配の女性、いわゆる、おばあちゃんから質問されました。

「これは電磁波が出ていますか?」

「いえ、私は、演技派と呼ばれたいです。」と、とっさのギャグが喉まで出かかったところで、おばあちゃんが、隣の乗客のお兄ちゃんを指差していることに気がつきました!

その乗客の方は、スマホをいじっていました。
おばあちゃんの指摘に気づいたのか、活きよいよく席を立って私にタックル。他の車両に立ち去っていきました。

肩が打撲中のカクセイの見習いヤスシです。


>先日終電過ぎのタクシー乗り場。2時間待ちです。。。<

さて、今月も新しく管理受託をうけた物件がありましたので、賃借人の方々に管理会社の引き継ぎを行いました。

管理引き継ぎといえば、以下のような作業があります。

  1. 物件のオーナー様と弊社との管理業務委託契約の締結
  2. 既存の賃借人の方への連絡と連絡先や家賃支払い先などの変更事項の承諾
  3. 上記の賃貸契約に基づく各保証会社への管理会社変更の連絡と各引き継ぎ事項
ただ単に、上記の3つをこなせばいいのかというと、実はそうではありません。上記の引き継ぎ業務は、あることを達成するための方法に過ぎないと考えるのです。

あることとは「損しないこと」です。

基本的には、不動産管理業務は、現状の「損失を出さない事」という事が重要です。
その上で、改善点を洗い出し、収益アップ、資産価値アップを検討し取り組むのが、順序と考えられています。

初めの一歩である、管理引き継ぎ業務は、賃借人の方との関係の始まりです。

管理引き継ぎがずさんだと、賃借人の方との信頼関係がつくれずに、滞納や早期退去の可能性が高まります。
そして、退去の際も、敵対的な関係がつづいていると、原状回復工事費の借主負担分でもめたりと、後々の損失を招きます。

また、あらかじめ、オヤ?っと思う賃借人様がいらっしゃったり、電話が通じない場合は訪問します。

先日も、とあるマンションにて、

ピンポーン…いない。

ピンポーン…やっぱりいない。

いないか、ん?電気メーターが動いていないぞ?

帰りがけに手紙を投函するために、マンションのポストに行くと、パンパン!もうこれでもかというくらいパンパンにチラシが詰まっています。

だらしないのか、家に帰っていないのか。とにかく手紙を詰め込んでも、読んでくれそうにもありません。

仕方なく玄関扉に名刺を挟んできたのですが、その夜に折り返しの電話がありました。

入居者さん
>「もしもーし、なんか扉に名刺が挟まっていただんですけど。。。」

実は、これこれこういう理由があって、お家賃の振込先と管理会社が変わります。」<

入居者さん
>「そうですか、わかりました。」

「ちなみに、よく長期的な外出は出ますか?」<

入居者さん
>「いや、行かないですね」

「そうですか、実はポストに手紙が入らなかったんですよ」<

入居者さん
>「あぁ、あまり見てないんですよ」

「そうですか、これからはしっかりみてくださいね。空き巣が目印にしますから。」<

入居者さん
>「そうなんですか。これから手紙を取ってきます。」

と、会話はスムーズにすすむものの、もしかしたらポストの中には、様々な督促状が詰まっているかもしれませんし、部屋を契約違反の用途で利用しているかも知れません。早期に対応するために、今後も継続してチェックする必要がありそうです。

頑張ります!


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